COLUMN 【サイクリングスポット】兎年の2023年 うさぎの神社に初詣サイクリング ~京都 岡崎神社~

新年、今年こそダイエット!と意気込むものの年末年始はどうしても食べ過ぎてしまい体重の増加も気になるところ。 せっかく初詣に行くなら、運動がてらサイクリングで参拝を。運動不足解消はもちろん、渋滞回避の移動手段としても最適な初詣サイクリングで2023年を始めよう。

2023年 初詣サイクリング

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お正月と言えば、駅伝

京阪電鉄三条駅から、シェアサイクルでスタート。京都市内は各所にシェアサイクルのステーションがあり、無数にある寺社を巡るのにも大変便利。

何故、三条駅から?というと、実は三条駅近くにある三条大橋は東京上野と同じく駅伝発祥の地。お正月と言えば、ニューイヤー駅伝。

東京サイクリング取材の折に訪れた上野不忍の池にも同じ駅伝発祥の地のモニュメントが置かれていたのを思い出した。

第1回の東海道駅伝徒歩競走は1917年。三条大橋~上野不忍池間の508kmを昼夜問わずタスキを繋いだという。お正月にコタツで駅伝観戦、も良いが、駅伝発祥の地からスタートする初詣サイクリングもお正月太り解消へのモチベーションアップには効果的だろう。

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京阪電鉄三条駅にあるハローサイクリング ステーション。

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三条大橋の駅伝モニュメント

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こちらは、東京上野不忍池にある駅伝モニュメント。東京、京都、どちらのモニュメントの傍らには柳の木が植えられている。

鴨川沿いを行く

三条大橋から鴨川沿いを北上。川沿いは自転車の走行もできる道があり、鴨川の畔をサイクリングで流せる。京都では桂川サイクリングロードと合わせ、訪れたら走っておきたいのが鴨川沿いだ。四季折々の景色が楽しめる京都の町。

特にゆったりとしたクルージングに鴨川沿いは適している。時々、川辺で休憩しながら京都を味わうのも良い。

京都市内は碁盤の目のように区画されている土地が多いため、各道路が東西南北に走り、目的地までの行程が分かりやすい。三条大橋を出て鴨川を北上、東西に走る丸太町通りに当たったら、東へと方向転換して進む。

鴨川から外れ、車道脇に記された自転車走行レーンの印をもとに走って行こう。

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整備された鴨川沿いの道。

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川の畔が自転車で走行できる。

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鴨川から北方向を眺める。

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丸太町通り。自転車レーンが記されている。

熊野神社でブラボー

丸太町通りを東に向かうと、現れたのが京都熊野神社。

熊野神社と言えば、三本の足を持つ八咫烏。八咫烏と言えば、サッカー日本代表マークとしてユニフォームにも描かれている鳥だ。

ワールドカップで日本中が沸いた2022年を振り返りながら、新年もブラボーで!とお参りしていく。

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京都 熊野神社。

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屋根には八咫烏が描かれている。

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サッカーお守りもある。

うさぎの神社

ブラボーな京都 熊野神社を後にして、丸太町通りをさらに東へとペダルを漕いでいく。

2023年の初詣に是非とも参拝したいのが、ここ京都岡崎にある岡崎神社。

何を隠そう、この岡崎神社は2023年の干支である兎を祀る神社。日いずる東の方角(卯の方角)に鎮座するとして東天王と呼ばれ、多産な兎から子授け、安産祈願の参拝客が多く訪れる神社である。

境内には兎の像があちらこちらに置かれ、訪れる人々を和ませる。また、可愛いうさぎみくじをお目当てに訪れる参拝客も多い。

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兎の神社、岡崎神社。

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可愛い兎が迎えてくれる。

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静かな境内。

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頭にお賽銭を載せた兎も。

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兎がずらりと並ぶ。

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提灯にも兎。

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御堂には招き猫ならぬ招き兎。こちらの兎は金運を招く。

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こちらは縁結びの兎。

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絵馬ならぬ絵卯。

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こちらは子授けの黒兎。

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御旅所の前にも兎。

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親子兎。

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至る所に兎がいる。

周辺散策

岡崎神社への干支初詣の後は周辺で気ままにサイクリングを楽しみながら、サイクルステーションで自転車を返却して帰路へ就く。

周辺には平安神宮や京都市美術館など京都ならではの見どころも沢山あるうえに、小路をいけば隠れたスポットにも巡り合える。

気ままに隠れたスポットを探すなら、サイクリングが一番適しているだろう。

この日は、小路で「明智光秀の塚」を発見。小路を折れ、路地に入って見学。歴史ある京都の町は、こういった隠れた名所を見るのがまた楽しい。

時間のゆるす限り、京都でのんびりとサイクリングをして回っていこう。

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お正月には初詣の参拝客で賑わう平安神宮。

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京都市京セラ美術館。

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雰囲気のある白川沿いの柳の小路。

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白川から路地を入った所にある明智光秀の塚。

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整然と、静かな光秀の首塚。

京都の走り方

京都市内では、ハローサイクリングのサイクルステーションの他、レンタサイクルも充実しており最寄の駅やホテルの近くからサイクリングを楽しむ事ができる。

初詣の時期や紅葉・桜の季節は大勢の観光客で賑わうため、自転車通行可の標識のある歩道は適さないが、車道に自転車ナビマークが分かりやすく記されている道路も多く、走りやすい。

他の自治体では青い矢印が多い自転車ナビマークも京都市内では、えんじ色を採用。京都市内にある全国チェーン店の看板なども同系色を採り入れていて、自転車レーンを見ても京都らしさが伝わってくる。

自転車レーンの他、今回も紹介した鴨川沿いや桂川サイクリングロードも組合せると、行動範囲も広がることだろう。

渋滞の心配もなく、効率的に楽しく京都を初詣するなら、自由気ままなサイクリングがベストな選択と言える。

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自転車通行可の歩道標識。走行する時は歩行者優先を心がけてのんびりと行こう。

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京都市内らしい、えんじ色をあしらった自転車ナビマーク。祇園界隈にも自転車ナビマークが記されている。

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兎の神社へのサイクリングで始まる2023年。

  • 2023年 新春は兎の神社へ初詣サイクリング
  • 京阪電車 三条駅~熊野神社~岡崎神社~平安神宮~祇園~京阪電車 三条駅
  • 約7km
  • 消費カロリー:約200kcal
  • 三条駅の他、京都市内各所にハローサイクリングのシェアサイクルが設置されています。

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