COLUMN 【サイクリングスポット】京都の静かな過ごし方 たけのみち

京都の西に位置する向日市(むこうし)。筍の産地として有名な京都西山エリアは丘陵にある竹林が美しく、それでいて観光客で賑わう京都嵯峨野に比べ静かな時の流れを感じる事ができる。雨上がりの休日の朝、その美しい竹に囲まれた竹の径(たけのみち)を訪れた。

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【グルメ・観光】京都の静かな過ごし方 たけのみち

静かな京都

京都の西に位置する向日市(むこうし)。筍の産地として有名な京都西山エリアは丘陵にある竹林が美しく、それでいて観光客で賑わう京都嵯峨野に比べ静かな時の流れを感じる事ができる。雨上がりの休日の朝、その美しい竹に囲まれた竹の径(たけのみち)を訪れた。

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緑が溢れる竹の径

阪急京都線 洛西口駅を出発し、丘陵に入ると鬱蒼とした竹林が目の前に現れた。見上げれば風になびく笹の葉。竹林の間からは収穫の最盛期を迎え筍堀りに勤しむ農作業の音が聞こえてくる。丈のある竹の間にある若い竹は、まだ黒い皮を付けながら圧倒的な存在感を見せる。筍は成長も早く、もうこの背丈だと食用としては収穫されずに青竹になる事だろう。

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総延長約1.8km。3方向に延びる小径は特徴的な竹垣で仕切られ、竹垣の向こうには竹林公園や筍畑が広がる竹の山。丁度この日の朝は前日までの雨も上がり「雨後の筍」の言葉通り、見事に雨後の筍が賑やかに顔を覗かせ朝の陽の光を浴びて成長を始めている。まだ眩しいその姿は、まるで森の妖精のような佇まい。どの筍にも表情が見えるようで楽しい。

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竹垣ギャラリー

鬱蒼とした竹林で過ごす事ができる竹の径を飾るのが8種類のデザインで作られた竹垣。地元の職人が地元の竹を使用、様々な顔を見せる竹垣を眺めるのも竹の径の楽しみ方の一つ。

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竹穂垣

選別した竹の枝を綺麗に揃えた作り。「THE TAKEGAKI」 とも呼べる竹の径の重鎮的なデザイン。

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物集女垣

近隣に在った中世の城、物集女城(もづめじょう)の城壁をモチーフに竹を縦横に真っすぐに並べた整然たるデザイン。

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古墳垣

寺戸大塚古墳を背に、前方後円墳をモチーフに丸みを帯びたデザイン。職人による曲げ加工を施した竹垣が並ぶ。

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かぐや垣

縦に配置された竹の長短で、かぐや姫が着る十二単の襟元を表している。

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海道垣

中海道や御所海道といった地元の物集女町の地名に由来する海道垣。波の形が連なる。

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深田垣

海の波があれば、こちらは川を表現した深田垣。寺田町を流れる深田川の川面をイメージ。

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寺戸垣

地元寺戸町に由来。格子状に組まれた職人技が光る竹垣。

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来迎寺垣

物集女町にある来迎寺垣にちなんだ竹垣。竹穂垣と格子扉を組合せた合わせ技のあるデザイン。

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喧噪から離れた、静かな時間の過ごし方

静寂と表現しようかと思うものの、この空間に寂しさはなく静かな中に時折聞こえる竹の葉の騒めきに寂しさは忘れるのではないか?

騒めきはあれど喧噪とは違い、まるで1/fゆらぎにも似た感覚でリラックスした時間を過ごす事ができるだろう。

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【グルメ・観光】京都の静かな過ごし方 たけのみち

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