COLUMN 【自転車相談室】自転車通勤や街乗りに活躍する -クロスバイクの選び方-

通学や通勤はもちろん、街乗り、休日のツーリングやレジャーなど幅広く活躍する万能自転車のクロスバイク。 万能とはいえ、モデル毎に機能が微妙に違っていて価格も異なり、いったいどれを選んだら良いのやら? と、いざ購入を考えた時に迷ってしまう事も。 変速段数や、ディスクブレーキなど、大きく異なる部分はもちろんですが、長く使うなら少し細かい点に目を向けてみるのも選ぶ楽しさ。 今回は、クロスバイクのメディアではあまり紹介されない隠れたポイントを紹介します。

 

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  • 拡張性:色々なものを取付けられるダボ穴(ネジ穴)
  • 快適性:初心者だからこそ気にしたいサドル
  • 運動性:スピードか?振動吸収か?を決めるタイヤ

 

拡張性:色々なものを取付けられるダボ穴(ネジ穴)

フロントフォークや、フレームのそこかしこにネジ穴が設けられている自転車。

このネジ穴はダボ穴と呼ばれています。

このダボ穴は、雨の日や雨上がりの濡れた路面を走る際に役立つ泥除け(フェンダー)や、荷物の積載やバッグの取付ける事ができる荷台(キャリア)などを取付けるためのネジ穴です。

他にも、水分補給のためのウォーターボトルやペットボトルなどを固定するためのボトルケージ用のネジ穴が設けられていて、サイクリングの際の水分補給はもちろん、携帯工具や携帯ポンプなどを運ぶのに役立ちます。

つまり、このようなダボ穴(ネジ穴)が多いと、それだけ拡張性が広がりご自分の使い方、乗り方に合った仕様にする事が可能です。

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フロントフォークの先端に設けられたダボ穴(ネジ穴)。

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ダボ穴(ネジ穴)を利用して取付ける事ができる泥除け(フェンダー)や荷台(キャリア)。

快適性:初心者だからこそ気にしたいサドル

クロスバイクを目の前にすると、多くの方が「お尻が痛くなる」というイメージを持たれるのではないでしょうか?

シティサイクルよりも前傾の姿勢となる事で、血流が悪くなったり、硬めの座面は路面からの衝撃をそのままお尻に伝える。

しかし、最近はサドルの技術も進化しており形状や素材、サイズなど各所に渡って快適性が追求されています。

もちろん、お尻の形は乗る人それぞれによって異なりますので、必ずしも自転車に付属のサドルがピッタリと合う。

という事ではありませんので、オプションで様々なサドルが販売されています。

ここでは、初めてのクロスバイク選びでの付属サドルの見方について紹介しましょう。

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中央部に窪みが設けられたサドル。

シティサイクルよりも前傾の姿勢となるクロスバイク。乗車しているうちに股下の部分が圧迫されて血流が悪くなる事があります。

こちらのサドルのように、中央部に窪みが設けられていると圧迫感を和らげるため痺れや痛みといった事が軽減されます。

また、坐骨をしっかりと支える形状は広めの幅と相まって安定して座る事ができます。

運動性:スピードか?振動吸収性か?を決めるタイヤ

クロスバイクに使用されているタイヤは主に大きさでは700Cというサイズで、幅が28C~40C程度と細めから太めのサイズが使用されています。

細いと軽快にスピードを乗せて走る事ができ、太いと振動吸収性が良くなります。

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走る経路によって選びたいタイヤ幅

まとめると以下のような特徴となります。

  • 細め(28C~30C)
  • メリット:軽量、軽い転がり抵抗
  • 太め(32C以上)
  • 振動吸収性が高い、リム打ちパンクが少ない

通勤や通学の経路で砂利道を含む河川敷を走る方や、荷物を積む事が多い方は太めのタイヤのクロスバイクがおすすめ。

エクササイズのため軽快に走るという方は細めのタイヤのクロスバイクがおすすめです。

タイヤサイズについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

タイヤ幅の違いを知ろう! 25Cとか32Cってなんのこと?700Cとは違うの? 自転車のタイヤサイズを詳しく解説

 

自転車は乗る事も楽しみですが、購入前に選ぶ事も大きな楽しみの一つです。

様々な観点から選んで、お気に入りの一台を見つけましょう。

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画像提供:株式会社ジャイアント

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