COURSE 【広島県】原爆ドームと呉軍港を巡る広島歴史探訪サイクリングコース

距離
30km
登り
80m
最大標高
40m
目安時間
2時間
難易度
★★☆☆☆

歴史とグルメを堪能

今回紹介するコースは広島市内をスタートして自転車で呉まで走るコース。

距離にしておおよそ30kmと初心者の人にもおすすめすることができます。

広島駅をスタートしてまずは広島市内の原爆ドームを目指します。

歩いても行ける程度なので自転車ならゆっくり走っても10分もあれば到着します。

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原爆ドームは、1945年8月6日に広島市に投下された原子爆弾によって被爆した広島県産業奨励館の残骸で、広島市中区に所在する建造物です。

広島平和記念碑とも呼ばれ、核兵器の惨禍を伝える人類共通の平和記念碑として、時代を超えて核兵器の廃絶と世界の恒久平和の大切さを訴え続けています。

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原爆ドームは、1915年に広島県の物産品の販売促進を図る拠点として建てられ、戦時中は広島県産業奨励館と呼ばれていました。

原爆投下当時は爆弾のほぼ真下にあったため、地上の温度は3000度を超えたそうです。

1996年にユネスコの世界文化遺産に登録され、国内外から多くの人が訪れています。

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年々外壁が剥がれて傷んできているため、見られるうちに今の姿を是非ご覧ください。

原爆ドームから呉まではおおよそ25㎞程度。

広島市内から呉方面へ向かう広島大橋、海田大橋は自転車通行不可なのでご注意を。

海田市内を迂回して海沿いルートをひたすら南下して行きます。


広島県呉市(くれし)は、広島県南西部の瀬戸内海に面した市で、人口は約22万人です。

旧日本海軍の拠点として知られ、戦艦大和の建造も行われた歴史があります。

第二次世界大戦後は工業・港湾都市として発展し、現在は中核市に指定されています。

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呉市内では海沿いを走れば自衛隊の艦艇を眺めることができます。

広報活動の一環としてさまざまなイベントも開催されているので、それを狙って訪れるのもおすすめです。

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また、呉名物のひとつがてつのくじら館の愛称で知られる海上自衛隊呉資料館。

てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)は、広島県呉市にある海上自衛隊の広報施設で、潜水艦や掃海に関する資料を展示しています。

日本では初めて、実物の巨大潜水艦(全長76.2m)を陸上展示しており、

乗艦して艦内設備の一部を見学したり、潜水中の環境や生活を疑似体験したりすることができます。

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展示用潜水艦「あきしお」をはじめ、掃海艇や各種の兵器・装備など、最近まで使用していた実物の資料をふんだんに使用しており、

普段は見ることのできない「現場」を臨場感豊かに再現しています。

また、「潜水艦の発展と現況」や「掃海艇の戦績と活躍」などに関する歴史的な資料を通して、

海上自衛隊の歴史や、呉市と海上自衛隊の歴史的な関わりについて紹介しています。

入場料は無料です。

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そして呉でおすすめのグルメが呉海自カレー。

海上自衛隊呉基地に所属する艦艇などで食べられているカレーを、呉市内の飲食店で味わうことができる取り組みです。

海上自衛隊の調理員から作り方を直接教わり、艦長に証明してもらう特別なカレーで、ご当地グルメとして話題を集めています。

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驚くほど種類が多く、どこも絶品。これだけでも呉に訪れる価値があります。

広島市内~呉市内の道は全体的に平坦で走りやすく初心者の人にもおすすめできるコースです。

一部交通量が多い区間もあるため安全に気を付けていきましょう。

是非一度サイクリングで訪れてみてください。

参考コース