COLUMN 福島県開催 CYCLE AID JAPAN 2022in郡山 サイクリングイベントレポート

東日本大震災被災地の復興支援のため、2012年5月にスタートしたサイクリングイベントのサイクルエイド・ジャパン。 2014年からは「CYCLE AID JAPAN in 郡山 ツール・ド・猪苗代湖」として、福島県でロングライドをテーマにしたイベントを毎年開催しています。

CYCLE AID JAPAN

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郡山市磐梯熱海をスタート・ゴールとし、猪苗代湖と裏磐梯をコースに組み入れることで、福島の魅力、郷土の復興への歩みを参加者に知ってもらいながら、サイクリングの楽しさを発信しているイベントとして、人気があります。今回はそんなイベントの参加レポートをお届けします!



大会概要

  • CYCLE AID JAPAN 2022 in郡山 ツール・ド・猪苗代湖
  • 開催日:2022年9月24日(土)
  • スタート・ゴール:磐梯熱海スポーツパーク 郡山スケート場 〒963-1302 郡山市熱海町高玉南泥布沢2−7
  • コース:85kmと50㎞の2コース
  • WEBサイト



天気予報とにらめっこ

今年はイベント開催のタイミングで台風が接近していました。

9~10月はサイクリングイベントシーズンでもありますが、台風シーズンでもあります。

開催10日ほど前から天気予報とにらめっこしながら、最悪のパターンも想定しながら準備を進めました。

当日の朝まで(!)開催されるか微妙な雰囲気でしたが、朝5時の開催可否判断をお知らせする公式のホームページを確認すると・・・

「サイクルエイドin郡山、雨天決行いたします」

「良かった~~~!」

晴れじゃないのは残念ですが、開催されるだけでもありがたいと前向きに考えます。

なによりぎりぎりまで判断を迷われた事務局の方の心境を思うと・・・英断されたことに感謝です!

とは言え雨天走行はトラブルが発生する確率が高くなります。

具体的には・・・

▶タイヤが滑ることによるスリップ、落車

▶路面が濡れることによるパンクリスクの増大

▶寒さ、視界不良等

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これらに対応するためにタイヤの空気圧を通常よりやや低めに調整したり、各種ウエアを防水のものに変更したり、着替えやタオルを多めに用意する等大忙しでした。

逆に言えばしっかり準備をすることで雨天時でもサイクリングは楽しめます!



雨にも負けず

当日は雨にも関わらずたくさんの参加者がスタート地点に集まっていました!

ここまで来るともう楽しんだもの勝ち!

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会場の雰囲気に思わずテンションが上がってしまいます。

そして8時~順次スタート。みなさん雨にも負けない笑顔で走りだされているのがとても印象的でした。

参加者だけではなくサポートライダーの方や地元沿道で応援して下さる方等、参加者以外の人も笑顔です。



福島県の恵み

サイクルエイドジャパンではエイドステーションがとても充実していました。

それもただの補給食だけではなく、地元福島県の名物がたくさん並んでいて思わず目移り・・・グルメライドのようです!

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▶そば味噌おにぎり

▶天ぷらまんじゅう

▶酪王カフェオレ

▶クリームボックス

▶家伝ゆべし

▶薄皮饅頭 etc・・・

福島県の名物が次から次へと登場しました。

県外から来た参加者は

「こんなの初めて見た!」

「お土産に欲しい!」

と福島県ならではのグルメに感動していた様子です。

前半は雨に打たれながらの走行でしたが、イベントが進むにつれて空も少しずつ明るくなっていきました。

雨が止むだけでも快適さが随分違ってきます。

気温も上がって、徐々に路面も乾いていきました。

同時に視界が広くなり、福島県の雄大な自然が目の前に広がっていきます。

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猪苗代湖と雄大な山々が見せてくれる景色はここ福島県ならではの魅力的な景色だなぁ・・・と再認識。

ちょうど稲穂のシーズンと言うこともあり、辺り一面には黄金色の田園地帯が広がります。自転車はそういった自然をゆったりとマイペースで走りながら五感をフルに活用して吸収することが出来ます。



走ることで復興支援を

皆がゴールする頃には完走を祝福するように晴れ間も垣間見られるようになりました。

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大会のMCやサポートの方々、他の参加者による声援と拍手を受けながら、みなさん笑顔で会場へと帰ってきました。

今回のイベントでは走行距離1㎞走るごとに10円が参加者一人当たりのエントリー費から復興支援のために寄付されました。(寄付先は東日本大震災義援金、ふるさとふくしま応援寄付金、郡山市環境保全基金)

サイクルエイドジャパンをきっかけとして多くのサイクリストがその土地を訪れてその土地を知りお土産話を持ち帰ったり地元にお金を落としたり人と人の縁を作りながら、それが結果として復興支援に繋がっていきます。

そんな思いを受け継ぐ一端になれて幸いでした。

来年以降の開催も心より楽しみにしています!



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