COLUMN 【健康・エクササイズ】電動アシストサイクルに乗り換えて、運転免許証返納のススメ

近年、高齢者の自動車事故増加から免許証返納の話題がニュースでも数多く取り上げられています。 しかし、なかなか免許証を手放せないという事情も。 背景には買い物などの際に移動手段が無いのが大きな要因。 そんな中、自動車に代わる生活のための乗り物として、便利で健康的、経済的な乗り物の電動アシストサイクルが注目されています。

徒歩圏内に小売店が少ない

内閣府の調査資料によると、大都市に居住する高齢者(65歳以上)の 72.5%では、徒歩圏内(自宅から500m圏内)に小売店があるのに対して、町村部ではその比率が 32.6%に低下。つまり、町村部では、高齢者の 67.4%では徒歩圏内の小売店がなく、食料品等の確保が徒歩では難しい生活環境という実情があります。

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また、日々の食料品等の買い物について、「自分で買い物に行く」が高齢者(65歳以上)で7割以上を占めています。

自分で、徒歩ではない移動手段で買い物に行くため、特に地方町村部においては生活のための移動手段が必要になり、

自動車免許証返納が、なかなかできないという事にも繋がっています。

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参考: 内閣府調査資料 高齢者の生活圏と移動手段

電動アシストサイクルで移動してみる

国土交通省の調査資料によると、徒歩の許容範囲は駅やバス停まで5分~10分未満(60m~70m/分で換算すると300m~700m)という距離が4割を占めており、先の徒歩圏内における小売店の有無の割合と照らし合わせると最寄りの公共交通機関への行程でも小売店が少ないのが推測されます。

参考: 国土交通省 公共交通政策資料 高齢者の生活・外出特性について

では、徒歩ではなく、電動アシストサイクルを買い物への脚とすると、行動範囲はどのように変わるでしょうか?

この5分~10分間という時間を電動アシストサイクル(時速約10km)を使用して移動すると、800m~1.6kmの距離を移動できるようになります。

移動距離が増える事で、例えば最寄り駅の反対側の改札口へと移動できるようになり、スーパーへのアクセスが可能になったり、川向うの街に出れるようになりショッピングモールへのアクセスが可能になるなど、行動範囲が広がるようになります。

こちらのコラムでも紹介しているように、電動アシストサイクルの運動強度は徒歩とほぼ同じ位の運動強度です。

徒歩感覚で移動距離を伸ばせる他、買い物後の荷物も手で運ぶ必要がなくなる分、徒歩よりも買い物がラクになるとも言えます。

電動アシストサイクルで外出するメリット

電動アシストサイクルで外出するメリットとして、下記のようなものが挙げられます。

また、自動車と比較して維持費が安く、バッテリーへの充電はあるものの燃料代と比較したら気にならない程度といったメリットも。

健康的で経済的な乗り物として人気が高まっている理由が分かりますね。

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旅先でも電動アシストサイクル

普段の生活に電動アシストサイクルを採り入れたら、次は旅行先での脚として使ってみましょう。

ちりりんのサイクリングコースページで紹介している、10km程度のコース を参考に出かけてみるのがオススメ。

最近では、目的地の最寄駅や地元の観光協会に電動アシストサイクルのレンタサイクルを設置している所も多くなっているので、鉄道などの公共交通機関でアクセスしたら2次交通としてレンタサイクルで移動するのが便利です。

また、各地で開催している ガイド付きサイクリングツアー に参加するのも楽しみを広げる一つの手。

ガイドだけが知っているお得な情報や、写真スポットの紹介はもちろん、出先でのパンクなどのトラブルにも対処してもらえるので安心です。

免許証を返納しても、旅行先でも電動アシストサイクルを採り入れる事で移動手段にも困らずに旅が楽しめるようになります。

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